「小説塾」からの講評とアドバイス、そして僕の現在地について

はじめての記事投稿です。まあ、それはさておき。

『小説塾』から小説「クジラのサーカス」が講評とアドバイスとともに帰ってきました。

※「小説塾」全6回コースを受けました。講評のまとめはこちらから。

小説を書きたい、小説をレベルアップさせたいなら薄井ゆうじ「小説塾」がおすすめ

1.小説「クジラのサーカス」について

第六一回群像新人文学賞に応募した僕の処女作が「クジラのサーカス」です。

小説の概要は次の通り。

「遺書を書いた青年のもとに文庫本が届く。しかし、注文した文庫本ではなくタイトルには「クジラのサーカス」。不思議なことに作者は青年の名前、作成には友人が関わっている。ページを開くと、文字で塗りつぶされて真っ黒。眼を凝らすと、気分が悪くなり横になる。気付くと目の前には全身紺色人間。クジラの声を聞いてほしいと頼まれ、協力するが成果をあげられない。ついに青年の肉体が人質に取られていることを告げられる。肉体は動き出し、自殺を試みるも、青年はクジラの声を聞き取り、現実に戻ってくる」

こうやってまとめるとあらためてへんてこりんな物語を書いたと自覚します。原稿用紙200枚、72,000字、執筆期間は2.5年くらい。

最初は4、5人の同僚、友人に読んでもらって、それからFacebookで読む人募集して30人ほどに読んでもらいました。10回くらい頭から書き直しました。それから、群像新人賞に応募しました。

2.薄井ゆうじの『小説塾』について

利用したのは『小説塾』という作家・薄井ゆうじさんが運営する通信講座のサービスの1つ。顔が見える、小説が面白い、の2点で利用を決意。

わかりやすい文章で透き通るような文体を構築し、日常にそっと非日常を織り込む物語で、いくつかの栄えある賞を受賞。教科書にも採用されたことも。
「くじらの降る森」「星の感触」「竜宮の乙姫の元結いの切りはずし」はオススメです。ほんとに。

ウン万円払って、講評とアドバイスをもらいました。

Webあるいは郵送で小説を送付すると、次の2点が返送されます。

  1.  赤字の入った原稿
  2.  講評とアドバイス

原稿には、誤字脱字の指摘と丸囲い数字が書き込まれています。アドバイスが必要な箇所に丸囲い数字があるので、別紙と対応しながら読んでいきます。そして最後にまとめの講評があります。

で、どうだったか。原文ママで一部抜粋します。

〈こまかな指摘〉
助詞の使い方に、いまの若者特有の、明らかな間違いが多い。

全体としては、誤字脱字もほとんどなく、よく推敲された原稿だと思う。慎重に書く、という癖がついている感じがする。

〈全体〉
この作品を読んだ読者に、どんな感動を与えて、どんな読後感をもってもらいたかったのでしょうか。それこそが、この作品を評価する基準で、書き直しをするならば、その座標となるもののはずです。

死のイメージを書きすぎているような気がしました。
書きかたが残酷で、つまり主人公は自分を大切にしていないというイメージがあります。自分を大切にしない主人公を、読者が好きになるでしょうか。主人公が嫌われれば、その本は閉じられます。

この作品のテーマ(たわら注 ブームの過ぎ去ったアメリカ文学における実験小説)は、多くの作家デビューをしようとする人たちに、すでに書き尽くされた作品だと思います。
日本において、純文学系の賞が、このような作品に与えられたという記憶はなく、もし与えられたとしても、その作家は一作だけで消えていったように思います。

この作品は、それでも各所に魅力があり、新しいものを生み出そうという意欲を感じます。たぶん、このような空想の世界ではなく、現実感のある世界をしっかりとお書きになれば、それなりに世間から認められるのではないかと思います。

3.僕の現在地

まず、読んでくださった薄井ゆうじさんに感謝します。サービスを利用してよかったです。僕には筆力がある(!)とプロの作家が言ってくれたんだもの。

指摘を要約すれば、筆力はあるが、実験小説(この作品を書きはじめるまでの小説)で新人賞は難しいよ、ということです。言い換えれば、悪くないエンジンを積んでるけど、そのルートじゃ目的地に到達できないってことですね。

ですが、空想は捨てがたい。ので、リアリズムの部分の比率向上と強化を課題にします。もっと骨太で、大いなる予感に満ちた小説を書けると自負しているので、しゅくしゅくと次の行動に移ります。

検討しているのは次の2つ。

  1. 【小説塾・全6回・課題コース】の受講
  2.  池袋コミュニティカレッジの小説講座の受講

んー。おそらく1かな。

記事を読んでくれた人に感謝します。







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