【内観について興味のある方へ】毎日内観する日常内観の目的と効果について説明するよ

「さて――」ジャケットを羽織りなおして、名探偵は謎解きをはじめた。

 

1週間内観を続ければ、もう終わりなのでしょうか。友達にはなかなか信じてもらえないだろうけど、得難い体験だった。そう思って、すぐ日常の生活に戻ってしまうのはもったいないです。

集中内観をくぐり抜けることで、やっと出発点にたどり着く。この事実を知らされて、僕もきっとあなたと同じことを思いました。おいおい、ほんとうかよ、と。

ほんとうです。この先毎日行なう内観のことを日常内観というのです。

内観? 気になる方は、こわいものみたさで、こちらの記事を読んでください。

僕の素敵な内観レポート⑤~連鎖と素粒子と光~

内観のある日常生活

朝5時に起床し、夜9時に就床するまで、トイレとお風呂以外の時間をすべて内観にあてる生活が集中内観です。

内観とは簡単に説明すれば、一定期間の、特定のお世話になった人物に、3つのことに関して思い出す行為です。していただいたこと、して返したこと、迷惑をかけたこと。ただそれだけで、簡単にはへこたれない精神が得られます。

日常内観とはこの内観を文字通り、日常生活に持ち込むことです。

毎日1〜2時間、四方を囲い、内観することが推奨されています。四方を囲う屏風なんてないよ、という方にはぜひ押入れを利用してください。ほんとに、押入れで内観する人っているみたいですよ。

ただ、多忙な日々に時間を割けない方がほとんどのはずです。でもご安心を。後ほど、所長が教えてくれた方法を教えます。それはわずか十分程度でできます。

そして、朝に目が覚める限り、内観し、自分が生かされている、という感覚を深く感じながら、生活を送る。これが日常内観です。

内観に興味が湧いた方はこちらの記事からどうぞ。

僕の素敵な内観レポート①

 

集中内観と日常内観の役割

内観の効果はそう簡単には得られません。あらゆるものに感謝し、あらゆるものに生かされているというあの感覚は特殊な条件のもとでしか得られないでしょう。

電子機器をすべて預けてヴァーチャル世界から切り離され、現実世界でも他人と目も合わせない、そんな環境が必要です。そして7日間という時間も求められます。

なかなかそんな時間と空間を用意できません。だから集中内観があります。内観する他にエネルギーを注ぐものなどほぼない静かで、清潔な環境があなたを待っています。

もし集中内観であの感覚を得られたのなら、もう二度と忘れることはないはずです。しかし、忘却という人間の機能は、あの生なましい感覚ですら記憶に閉じ込め、棚の奥に大事にしまってしまいます。

内観を通して得られたあの感覚を忘れないように、また、さらに深めることが日常内観の目的のように思えます。

偉そうに書いていますが、僕は1ヶ月ほどで日常内観から離れ、3ヶ月ほどで内観で得た静けさを失ってしまいました。

【内観が気になる方へ】ヴァージョンアップしたメンタルとその持続について紹介するよ

おそらく内観の深さは、質の高い内観の回数ほど深まります。質を下げないためには維持する必要があります。それが日常内観が果たす役割だと思います。白銀台内観研修センターでは、一生を内観に捧げた人の話をテープで聞くことができます。どれだけ深い感謝を感じているのだろうかと、畏れてしまうほどの内観をしていることがわかります。

 

1日10分でできる日常内観の方法

白銀台内観研修センターの所長が別れ際に教えてくれた日常内観の簡易版を紹介します。とても簡単なので毎日できます。

夜に1日を振り返り、誰かにしていただいたことを最低10個思い出し、紙に書くことです。母でも上司でも友人でも、人物を問わず、自分にしていただいたことを思い出します。

たったこれだけです。簡単な行為ですが、これだけで、自分に向けてどれだけ思いやりが与えられているのかを認識することができます。どんなに嫌な出来事が重なっても、自分は誰かに支えられている、と思うことができます。そんな気持ちで1日を終えたいものです。

そして透明な空き瓶を用意して、それに貯めるようにします。なぜか? 自分に与えられた愛情の積み重ねが目を確認できるからです。嫌な出来事で気持ちが乱れてしまうこともあります。そんなときに空き瓶を見れば、過去に自分に向けられた思いやりを思い出せます。その恩返しのためを思えば、多少のつらいことはやり過ごせる。きっとそんな気持ちになります。

ちなみに僕の空き瓶には34枚の紙が入っていました。1ヶ月ほどで、ストレスに屈してしまいました。こうなると必要なのは集中内観になります。集中内観と日常内観をいったりきたり、が多いのでないのかと推測します。

ぜひ集中内観にチャレンジして、日常内観に取り組んでみてください。

読んでくださったかた、どうもありがとうございます。

 

たわら