習慣づけるために必要なのは目的を明確にし、気持ちいいか確認し、ありえないほど低いハードルを設定し、限りなく小さな満足感を見出し、記録して「流れ」を生むこと

「さてーー」名探偵は師匠の言葉の真の意味を理解して事件を解決する意味を見出した。

こんにちは、たわら(@Whale_circus)です。

僕は毎日小説を書いています。それが小説家になるために必要だからです。当たり前ですね。

そのために書くことを習慣づけています。今回はどのように執筆習慣を身に付けることができたのかを紹介します。

きっとあなたが何か習慣づけたい場合に役立つに違いありません。

結論から言えば、目的を明確にし、気持ちいいか確認し、ありえないほど低いハードルを設定し、限りなく小さな満足感を見出し、記録して「流れ」を生むこと、です。

1 目的と快を認識する

1 小説家になるには小説を書くしかない

まず目的を明確にしましょう。なぜその習慣を身に付けたいのか、を。目的を明確にすることでエネルギーを注ぐべきかどうかを判断できます。たわらの場合、話は簡単です。小説家になりたいのならば、小説を書かなければいけません。だから小説を書くのです。肌が切れるほどシンプルです。

2 小説を書くことは気持ちいいか?

その作業が気持ちいいかどうかも確認しましょう。あるいは逆の視点から、その行為をしなければ不快な気持ちになるかどうかを確認することでも達成できます。

気持ちいいかどうかは無意識のうちに判断していることが多いと思います。それを意識的に洗い出すのです。その行為を遂行しているときに気持ちいいかどうかは物事を進める上で大変重要になります。

もっと正確に表現するなら、その行為をすると気持ちいいと自分が感じているかを確認することです。自分の感覚に向き合うことはよほど意識しないかぎり簡単にはできません。

もしその行為を達成できたならば、気持ちいいし自分が気持ちいいと感じていると確認できれば、あとはいかに続けるか、です

僕にとっては小説を書くことは根本的に気持ちいいものです。書いている最中に自分が気持ちよくなっている、と認識することができます。また執筆をしないと「何のために目覚めたのだ」と強烈な自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

2  ありえないほど低いハードルから限りなく小さな満足感を得る

まず達成したい習慣を身に付けることでどのような目的を達成することへ近づけるかを確認します。次に、その行為に対して体が気持ちいいと感じているか、そしてその行為をしている最中に快を感じていることを改めて認識することができれば、次は行動を変化させるステップです。

そのためには「ありえないほど低いハードルを設定すること」が重要になります。そして、その行為の達成に「かぎりなく小さな満足感を見出す」のです。

習慣づけについて調べれば、まずは簡単なことからはじめよ、とアドバイスされるでしょう。たわらの具体例を紹介します。こうやって書く習慣をつけました。

1  椅子に座る

2  一文字でOK

3  文字数と時間を記録

「ありえないほど低いハードルを設定すること」は簡単そうで以外に難しいかもしれません。なぜなら誰しも自分ならこれくらいは簡単にできるはずだと思い込んでいるからです。

もちろん思い込むことは重要な心の作用です。有益な思い込みと無益な思い込みを分別する必要があります。何事もそうかもしれませんが。

習慣づけに際して、これくらいできるはずだと無意識の過大評価は身を滅ぼす、といってもいいほど無益でしょう。ここで必要なのは、限りなく簡単なことでも達成できた、という自己評価です。

 

  • 1 椅子に座る

まずたわらが取り組んだのは椅子に着くことです。座ればOKです。これは村上春樹方式にならっています。何も言葉が出てこなくても椅子に座ってパソコンを眺めるのです。最初のうちはこれで一つの達成といえます。朝起きてばたばたと支度をして会社に向かう生活から、朝起きて10秒でもいいので机に向かう生活に切り替えることができます。偉大な達成と高らかに宣言できます。

【望ましい方へ向かっている、それを感覚すること】村上春樹に学ぶ「毎日小説を執筆する方法とその効用」

  • 2 一文字でOK

椅子に座る習慣という偉大な達成を遂げるとさらに欲が出てきます。何かできないか、と。次に課したのは、何か文字を綴ればOKというハードルです

なんでもいい、なんでもいいから文字を書こう、と。理論的には一文字でも書けば小説は完成に近づきます。理論的には、小説が完成すれば、新人文学賞に応募でき、小説家になれる可能性が0ではなくなります。

一文字でも書く、ということが夢に近づいているのです。なんて素晴らしいことでしょう!

「彼は言った」とだけ書いた日もあります。何を言ったかは知りません。それは明日考えればいいのです。

五文字書く、そしてそのことに喜びを見出すのです。実際に「一文字でOK」をやりはじめて精神衛生が良好になりました。一日のはじめに夢に時間を費やしたのですから。

  • 3 文字数と時間を記録

ヘミングウェイは一日に何文字書いたかを記録していたそうです。なぜ彼はそうしたのか、と疑問に思ったたわらは実際にやってみました。これは効果ばつぐんです。

エクセルに文字数を毎日打ち込み、前日との差を計算するだけの単純作業です。それにどんな意味があるのか? あなたの疑問は実に正しいです。

この行為は「流れ」を生みます。自分が過去からバトンを受け取り、今日取り組み、明日の自分へのバトンを渡す、そのような「流れ」を意識できます。「流れ」を感じることができると、「流れ」が途切れないようにと前向きに考えることができます。自分で自分を支えている、という喜びを見出すことができます。

見えない力に背中を押されるような気持ちを実感できるはずです。

 

まとめ

目的を明確にし、その行為に気持ちよさを感じることができるかを確認する。そしてありえないほど低いハードルを設定し、その達成に限りなく小さな満足感を見出し、それを記録することで「流れ」を感じる。そうすればあなたの望んだ習慣が人生を望むべき方向へと導いてくれるはずです。

この方法でたわらは毎日小説を書くという習慣を身に付けることができました。

あなたの習慣づけに役立てば幸いです。

 

読んでくださったかた、ありがとうございます。

たわら