【天元突破グレンラガン:シモン覚醒とパイレーツ・オブ・カリビアン:「死の世界」からの脱出方法の共通点】「理解できない心の揺れ」を覚えていますか?

「さて――」名探偵は孫を相手に人生の秘密をほのめかした。

こんにちは、たわら(@Whale_circus)です。

あなたがこれまで歩んできた人生のなかで「なんか心に残ってるな」そう思うシーンや出来事はありますか? みなさん必ず持っているはずだとたわらは断言しますが。

「ああ、なんかすごかったな」のような「理解できない心の揺れ」のことです。

試しに思い出してください。一つじゃないはずです。もし複数思い出すことができれば、しめたものです。

なぜって? 自分が求めているものがわかるからです。

1 心の揺れを記憶していますか

天元突破グレンラガン シモン覚醒!

映画や小説に触れると印象に残るシーンがあります。それは物語のクライマックス、いわゆる見せ場かもしれませんし、あるいは重要なシーンではないかもしれません。大胆なアクションシーンかもしれませんし、会話の中のちょっとしたセリフかもしれません。

見た瞬間に「説明できないけどすごいや」と思える「理解できない心の揺れ」もありますし、そのシーンや出来事が一段落して振り返ったときに、「あれはいったいなんだったのだろう」のように自然に浮かび上がってくる「理解できない心の揺れ」もあります。

それがどのようなものであれ、あなたの何かが反応したはずです。

具体例を紹介しましょう。

天元突破グレンラガンをご存知の方ならみなさん知っているでしょう。シモン覚醒のシーンです。心のよりどころだった兄貴が死んだ事実を受け入れて、自分の足で立つことを決意するあのシーンです。主人公シモンが口上を叫ぶシーンは素直にかっこいい、と思いました。

アニキは死んだ!!

もういない!

だけど・・・

俺の背中に

この胸に

ひとつになって生き続ける。

穴を掘るなら天を突く

墓穴掘っても堀抜けて

突き抜けたなら俺の勝ち!

俺を誰だと思っている

俺はシモンだ

カミナのアニキじゃない

俺は俺だ!!

穴掘りシモンだ!!

かっこいいシーンだと唸っていたのですが、ふと思うことがありました。

墓穴掘っても堀抜けて

突き抜けたなら俺の勝ち!

の部分です。墓穴を掘り抜けるとは一体どういう状態なんだ、と。熱いノリと勢いを推進力にするアニメなので、細かいところにこだわるのは、求められる楽しみ方とは違うのかもしれません。ただ、掘り抜ける、のセリフが脳内の壁に張り付いてしまいました。新しい思考や感覚の風にさらされ続けました。

このような場合、もちろんそれ単独で意味を考えることは必要ですが、経験上ある程度時間を割いたなら、そのままほうっておくことが大切です。持論にしたがって、放置していました。

 

パイレーツ・オブ・カリビアン 「死の世界」から「生の世界」への移動シーン

映画「パイレーツ・・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」を見たときには再び「理解できない心の揺れ」を抱きました。

印象的だったシーンは、ジャック・スパロウたちを乗せたブラックパール号が「死の世界」から「生の世界」へ戻っていくシーンです。

古の地図の解読に成功したジャック・スパロウは船を揺らし始めます。「そうか!そういうことか!」と船員たちはジャックの意図を理解し、全員で船を揺らし始めます。だんだんと傾斜が高くなり、やがて海賊船は転覆します。そして天と地がひっくり返り、深海に太陽が姿を現し、彼らは死の世界から生の世界へと舞い戻ります。

なんて素敵なんだと、心揺さぶられました。どのように素敵なのかは理解できませんでした。ただただ圧倒されたのです。

そして、ふとした瞬間にこの2つの「理解できない心の揺れ」の共通点を理解できます。生きてるって素晴らしい!

 

2 自分が何を求めているのかがわかる

「逆の方向へ潜る行為」

この2つの「理解できない心の揺れ」に共通するのは「逆の方向へ潜る行為」です。

言い換えれば、求める場所へ到達するのには、「潜る」必要があることをこの2つのシーンは物語っています。

シモンは天を突くのに、地面にある墓穴を掘り抜けます。地面に「潜る」ことで天にたどり着くのかもしれません。

ジャック・スパロウ達は死の世界から脱出するために、海に「潜り」ます。そして、自殺行為である転覆することで生の世界へ戻ります。

望むものを手に入れるためには「潜る」必要がある、その仮説に僕は惹かれているのかもしれません。「理解できない心の揺れ」は「逆の方向への潜る行為」への肯定的な反応だったといえます。

そういえば小説を書くときには、意識をうすめて無意識の近くまで「潜る」ようにしていることに思い当たります。また、クジラを魅力的に感じるのは深海まで「潜る」からかもしれません。

「理解できない心の揺れ」を保管して、並べてみよう

「理解できない心の揺れ」を集めてみると、あたらしい気付きが得られるのはいままでよんでくれたらわかるはずです。

そのシーン、セリフのどこに惹かれたのか、それは容易に言語化できものではありません。別のものとのつながりで理解できるはずです。

大事なのはまず「理解できない心の揺れ」に敏感であることです。そうすれば記憶のどこかにきっと貼り付けられます。

そして何かに「理解できない心の揺れ」を感じたなら、記憶のどこかにつながっていないかを探ることです。

うまく接続することができれば、自分が惹かれる対象をより明確に理解できるはずです。

 

あなたの「理解できない心の揺れ」は何ですか?

 

読んでくださったかた、ありがとうございます。

たわら