【読書家への道?】「次何読もうか」と思ったら「本読み時空ネットワーク」へアクセス!

「さて――」夜空を見上げた探偵は占星術から推理の糸口を見つけた。

こんにちは、たわら(@Whale_circus)です。

繰り返し伝えたいことがあります。読書とは素晴らしいものだということです。

そんな素晴らしい読書のリズムを途切れさせないために、次の一冊を選ぶオススメの方法を紹介します。

「本読みネットワーク」、それがあなたに利用してもらいたい資源です。このネットワークは太陽を回る惑星のように運行しています。

3つある「本読みネットワーク」のうち「本読み水星ネットワーク」「本読み地球ネットワーク」については次の記事で解説したのでよろしけば参考にしてください。

【読書家への道?】「次、何読めばいいの」に答えます。その答えは「本読みネットワーク」です。

【読書家への道?】「次何を読もうかな」と迷わない「本読み地球ネットワーク」へのお誘い

1 本読み時空ネットワーク

著者の作品を読み続ける「本読み水星ネットワーク」、著者のエッセイや対談集を読む「本読み地球ネットワーク」はもうご紹介しました。

最後にお伝えするのは「本読み時空ネットワーク」です。

具体的には、その作家が影響を受けている小説・作品に触れることです。

あなたが気になる作家は先達の作家達が築き上げた文化の上に、意識的にせよ無意識的にせよ、存在しているのです。

もちろんオリジナリティーあふれる作家がいることはご存知の通りですが、それでもやはり何かに影響を受けているはずなのです。どんな作家であれ、それはあてはまります。

「ああ、面白かった」とあなたが思ったその本の要素は、小説家が先達から学んで、あるいは引き出して、あるいは増長して、あるいは反発して身に付けたものであるのです。

ですから、「本読み時空ネットワーク」に属する小説を読むことであなたは、「ああ、面白かった」という読書の喜びに出会えるのです。

具体的な例を紹介しましょう。

 

2 村上春樹の「本読み時空ネットワーク」

村上春樹の例にとって、本読みネットワークの具体的な様相をみていくことにします。

簡単なやり方をまずご紹介しましょう。ウィキペディアで彼のページを見ることです。

そこにはどこかの親切な方がきちんと影響を受けた作家と作品の項を設けています。これを読んで、その名前の作家に手を出すことはひとつの方法です。

しかし僕はもうひとつの方法をオススメします。それは「本読み地球ネットワーク」からアクセスすることです。

「本読み地球ネットワーク」とは著者のエッセイや随筆などの一群を呼びます。

エッセイや対談集の中で、彼らは影響を受けた作家や作品について言及しているからです。その文章の中では、先達のどこに心惹かれたのかが本人の言葉で説明されています。

十代の頃に『カラマーゾフの兄弟』と『ジャン・クリストフ』と『戦争と平和』と『静かなるドン』を三回ずつ読んだことを思えばまさに昔日の感がある。当時はなにしろ本というは量があればそれだけで嬉しくて、『罪と罰』なんてページ数が少なくて物足りないと思っていたくらいのものである。

村上朝日堂の逆襲 1989年 新潮文庫 pp144

ズッポシはまる引用ではありませんが、例えばここに彼が最も影響を受けた「カラマーゾフの兄弟」が登場しているし、長い小説への希求を見てとることができます。

他にもドストエフスキー、レイモンド・チャンドラー、スコット・フィッツジェラルド、レイモンドカーヴァー、カート・ヴォネガットなどなどたくさんの言及箇所を見つけることができます。

あなたがそのそれぞれに読書の手を広げれば、生命の樹形図をさかのぼるように、豊かな作家に会えるはずです。

例がひとつでこころもとないですが、あなたがエッセイや随筆を読めばそこに時空を超えて、作者に、あるいは作者の作品につながる本を見つけることができます。

他にも効用があるのでこれについては、それはまた別の機会に語りましょう。

読んでくださったかた、ありがとうございます。

たわら