【読書家への道?】「次何を読もうかな」と迷わない「本読み地球ネットワーク」へのお誘い

「さて――」名探偵はひとつの手がかりの周りをぐるぐると思考を巡らしてひらめいた。

こんにちは、たわら(@Whale_circus)です。

読書していますか。小説はあなたを別の世界へ連れて行ってくれる美しい乗り物です。

「あー面白かった。さて次は何を読もうかな」と思ったあなたにとっておきの方法をお教えします。

3つ存在する「本読みネットワーク」なるものを活用する方法です。

1 本読み水星ネットワーク

1つ目は感銘を受けた著者の他の小説を読むことです。小説家の作品は太陽のような魂から生まれています。その著作群は、太陽に一番近い天体である水星の運行になぞらえて、「本読み水星ネットワーク」と名付けることができます。

【読書家への道?】「次、何読めばいいの」に答えます。その答えは「本読みネットワーク」です。

 

2 本読み地球ネットワークへのご招待

具体的には、その小説家が書いているエッセイ・随筆や対談集を読むことです。作者の血と汗の味がする作品に比べれば、ぐっと身近な存在といえます。

この一群を「本読み地球ネットワーク」と名付けます。

太陽(作者の魂)からある程度離れており、作者と読者は同じ地球という惑星で出会うことができるからです。

読者が普段接する世界についての意見や感想をそこに読み取ることができます。

例えば、村上春樹「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」、村上龍「すべての男は消耗品である」シリーズ、遠藤周作「ほんとうの私を求めて」などを挙げることができます。どれも面白い!

小説は小説家がいちから立ち上げる意味でこの世界とは似ているけれど別の世界ですが、エッセイや対談で語られるのは、この世界についての出来事です。政治、経済、宗教等に関するニュースへの反応、生き方や生活のちょっとした発見や問題定義などについて読むとき、読者は著者の眺める世界をのぞくことができます。

同じ現実ですが、小説家と読者であるあなたでは(というか原理的には誰とでもですが)眺めている世界がわずかに、あるいはおおきくずれています。

本読み地球ネットワークのおいしいところはここにあります。作者の角度から眺めている世界と自分自身の角度から眺めている世界のズレに伏在しているのです。

同じニュースや同じ場面に接した際の世界の切り取りかた、そのときの感じ方・考え方のズレはあなたの器を大幅に、あるいはほんのちょっとだけ変化させるでしょう。ちょっとしたズレにとろけるような蜜の匂いがするものです。読書の醍醐味です。

ぜひ小説家(に限りませんが)のエッセイや随筆などに触れてみてください。読書への感度が上がること間違いなしです。

「本読み水星ネットワーク」、「本読み地球ネットワーク」という経路を自家薬籠中の物としたあなたは、目の前に広がる選択肢に垂涎を垂らしながら、新たな本へ手をのばすことでしょう。

しかし僕が紹介したいネットワークがもう一つあります。「本読み時空ネットワーク」です。

別の記事で触れることにしましょう。

 

読んでくださったかた、ありがとうございます。

たわら