【内観】一日のスケジュールが気になる人に説明するよ

さて――窓に映る真犯人の目をちらりと見てから名探偵は事件を紐解きはじめた。

何かに挑戦するときには見通しが必要になる。どんなスケジュールで段取りを組めばいいのか、あらかじめ何を準備しておけばいいのか、などなど。ということで、今回は内観に興味を持ったあなたに、僕が白銀台内観研修所で過ごした一日のスケジュールを紹介しよう。

父に対して大号泣した日の一日のスケジュールだ。2017年の8月中旬の出来事だ。

僕の素敵な内観レポート④~父親への内観で号泣~

【朝】奇妙な笛の音色があなたの耳元へ

5:00に起床

内観する一日の朝は早い。起きれるかって? 大丈夫。きっとあなたの度肝を抜く音楽が耳元に訪れるのだから。聞いたこともない奇妙な音楽が流れる。思わず身震いしてしまうような単調だが、メロディーのある笛の音はあなたの眠気を吹き飛ばす。そして同時に、自分が現在、内観しにきていることを思い出させてくれる。それ以外の目的はさしあたって必要ないのだ、と。

5:50まで掃除

まず、自分の部屋を掃除する。布団を押入れにしまう。それから8畳の和室に掃除機をかける。ぞうきんや掃除機は初日にあてがわれる。

次に担当場所を掃除する。たわらは風呂場が担当だったので、洗面台を拭いたり、浴槽を洗ったりした。

朝から掃除なんてかったるいなあ、と思うかもしれない。実際のところ、全く面倒ではない。まずもって、ほぼ汚れなんてないからだ。わずかな汚れを落とす、そんな一日からはじめることで、心身ともに清々しい気持ちで起床後を過ごせる。掃除が終われば、すぐに屏風で自分を囲んで、記憶に潜る。

~7:00頃 内観とお話① ウソと盗み 中学時代

正直眠たい。たわらは可能な限り目をつむって内観していたので、たまに夢に落ちそうになった。

※ お話というのは、この時間に内観した結果を所長に報告することを指す。

※ ウソと盗み? そんなあなたにはこちらの記事をおすすめ

僕の素敵な内観レポート③内観の質の変化と「ウソと盗み」

7:10頃 朝食

おかゆ、卵焼き、ヨーグルト、野菜ジュース

朝早い起床、軽い労働、一回目の内観、これらの後の食事はべらぼうにうまい。食材はフレッシュで、全身の細胞にエネルギーが染み渡る。ほんとに。

~10:00頃内観とお話② ウソと盗み 高校生時代

~11:00頃内観とお話③ ウソと盗み 大学時代

この内観では何も思い出せなかったので、もう一度やるようにアドバイスされた。

~12:00頃内観とお話④ ウソと盗み 大学時代再び

午前中に4度に渡って内観する。できるか不安かもしれない。だけど問題ない。僕らはあまりにも多くのことを忘れているからだ。たわらにもできたのだからきっと大丈夫。

【昼】昼下がりの水浴びでリラックス

12:10頃 昼食

つけ麺(!) ぶどう(!)

つけ麺まで出てくるのかよ!と素直に思った。そして大きなブドウの実が3つ。ぶったまげた。

そしてとてもおいしい。ほんとうにおいしい。

14:20頃 風呂 ※記録をとってないので不明確だが、毎日だいたいこの時間だった

内観生活では昼食後にお風呂に入る。お日様のもとで風呂に入るのはどこか新鮮だった。いつも夜には入っているせいか、寝る前のリラックスモードに体のスイッチが切り替わる。

15:00頃 内観とお話⑤ ウソと盗み 大学院時代

17:00頃 内観とお話⑥ ウソと盗み 現時点まで

18:00頃 内観とお話⑦ ウソと盗み 小学生低学年

ウソと盗みについて一周回った。そして僕の内観内容を受けて、所長はおっしゃった。

「次はお父さんをもう一度内観しましょう。今度は心から感謝できるようにね」

【晩】一日の終わりを静かに迎える

18:10頃 夕食

白米、味噌汁、生姜焼き、ナスのおひたし、お新香

食事がとても待ち遠しく思える。体が食物を求めているのがきっとわかるはずだ。求めていたものが満たされる感覚が味わえるだろう。とてもおいしいんだから。

20:45頃 内観とお話⑧ 小学校低学年のときの父について

いままでの内観と違い、胸に込めあげるものがあった。その何かは胸を貫通し、目から雫となって流れ落ちた。詳細が気になる方はこちらの記事がおすすめです。

僕の素敵な内観レポート④~父親への内観で号泣~

21:00 就寝

そんなに早い時間に寝られるかって? 忘れたのかい? 僕たちは5:00に起床しているんだぜ。夢をみないほど熟睡が可能だ。

これが内観生活の一日だ。だいたい一時間に一度の頻度で、8回ほど所長に報告するのが億劫だと及び腰になるかもしれない。何度も繰り返すようだが、問題はない。

あなたが真摯に取り組めば、あなたの膨大な記憶は駆動しはじめる。そしてうまくいけば、あなたをあなたの知らない場所まで連れて行ってくれる。

 

読んでくださったかた、どうもありがとうございます。

たわら