【それって自分の感情?】大嶋信頼の『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』の自己暗示を実践してみた

「さて――」名探偵はパーキングエリアに立ち寄っている間に、バスの中で旅のしおりに隠された暗号を手短に謎といた。

こんにちは、たわら(@Whale_circus)です。

(おそらく)仕事のストレスで、どうにもイライラが収まらなくなったことがあります。普段はそれほど血気盛んではないので、自分にびっくりしました。日常生活に支障をきたすほどのイライラはうつのサイン、とどこかで聞いたことがありました。

内観の効果も薄れていました。

※四方を屏風で囲んで朝5時から夜9時まで記憶を洗う内観に興味ある方はこちら。

僕の素敵な内観レポート⑤~連鎖と素粒子と光~

そこで、町医者にもかかりましたが、産業医の先生にも相談しました。

その精神科医に思いのたけをたんたんと説明すると、聞き終わったあとに先生はこう言いました。

「とても怒ってらっしゃいますね、お腹がぐーっと、痛くなりました」

僕は怒ってるのか! そして先生は体で人間の精神状態がわかるのか! と頭に2つの衝撃が走りました。精神状態を診断してくれたうれしさにもまして、頭だけでなく体でコミュニケーションしてくれる先生に好意を厚く抱きました。

知り合いに、僕が天才だと思うカウンセラーがいるんだけど、読んでみない?」心を許した先生にそんなことをこっそり言われたら読まずにはいられません。

前置き長くなりましたが、今回の記事は産業医の精神科医が絶賛した大島信頼さんの「「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法」のぐっときたところを紹介します。

1.いつも誰かに振り回されているひと

他人の言葉を真に受けると振り回される

振り回される人の特徴として、他人の言動に真に受けることが挙げられます。「どうしてあの人はこんなことをいうんだろう?」と考えて、自分の解釈を付け足していってしまうのです。不機嫌な態度をみて「自分のせいで不機嫌になってる、どうしてだろう」、と考え込んでしまいます。

相手の感情の原因を自分につなげて解釈してしまうので、気づかないうちに上下関係ができてしまう、と著者は指摘します。「僕のせいで、私のせいで、あの人は、、、」たしかに隷属している状態です。

 

自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先すると振り回される

他人のことを思って、気遣いをしているのに、かえって嫌な思いをしたことはありますか? もしあるなら、振り回されやすいタイプかもしれません。自分の気持よりも優先して、他人に尽くせば尽くすほど、相手はつけあがり、そして満足することなくどんどん要求は厳しくなるのです。

 

他人と比べてしまうと振り回される

自分を他人と比べて落差にため息ばかりついている人も振り回されやすいです。「同級生に比べてあたしは、、、」、「後輩に比べておれは、、、」なんて考えていると、「自分はなんてダメなやつなんだ、劣っている」と否定的な自己暗示をかけてしまいます。否定的な自己暗示は肯定的な自己暗示よりも定着しやすい、と大島氏は解説しています。

ではどうすれば、他人に振り回されずに、自分らしく生きていけるのでしょうか? それも「一瞬」で。

どこでも一瞬でできる「自己暗示」を大嶋氏は教えてくれます。

自己暗示? うさんくさいな、、、と思ったかたも、ものは試しです、最後までお付き合いください。

 

2.自我防壁! と自己暗示をかけよう

すべては脳のネットワークのせい

あなたが抱いている負の感情は、あなた自身のものではない、と大嶋氏は力強く主張します。つまり言い換えれば、あなたのネガティブな感情は、誰か他人の感情を入れられているのです。その根拠として「脳のネットワーク仮説」を大嶋氏は紹介します。大嶋メソッドの根幹はこの仮説にあります。これさえ理解すれば、ストレスを激減できると僕は考えています。

「脳のネットワーク仮説」を次のように説明しています。

脳は意識していなくても常にいろいろな人とつながっていて他人が感じている不安や緊張など、さまざまな感覚が勝手に流れ込んできてしまうのです

「マンガでわかる 「いつも誰かに振り回されるが」一瞬で変わる方法」 大嶋信頼 2018 すばる舎 pp64

具体的にはミラーニューロンという神経細胞の働きを説明しています。読んで字のごとく、人の行動をまねする細胞のことです。このものまね細胞が他人の感覚をまねして、脳内で感覚を再現します。つまり他人の感覚を、です。

他人の感覚を、自分の感覚だと錯覚しているのです。わお。

誰かに入れられた感情に一生懸命悩んでいる、と考えると方の力が抜けませんか?

 

自我防壁! わたしはわたし、他人は他人という適切な壁をつくる

脳のネットワーク仮説にしたがうと、自己否定的な感情を抱きやすい人は、自分を守る壁が低いことになります。適切な壁があれば、他人の言動がどうであれ、自分は自分だ、と構えることができます。そうでない振り回されやすい人はその壁が低いので、周りから否定的な感情が脳のなかに流れ込んできてしまうのです。

自我防壁! そう自己暗示をかけましょう、と大嶋氏は語りかけます。

「ああ、不安になってる、ネガティブになってる」と感じたら、「負の感情が流れてきてる!」と解釈して、「自我防壁!」と唱えるのです。そうすると、壁ができあがり、静かな感覚に包まれ、自分が見えます、と大嶋氏はやさしく表現しています。

ほんとに効き目があるのか疑うのも仕方ありません。ものは試しです。僕はやってみました。

 

3.【実施結果】どれだけ他人に感情を入れられていたか!

四六時中自我防壁!

著書では、ネガティブな感情を入れられている!と感じたときにつぶやくように解説されていますが、僕は四六時中唱えていました。なぜって? 四六時中不安や緊張を感じていたからです。不安だな→自我防壁→つかの間の静けさ→不安だな→自我防壁→つかの間の静けさ、のループです。やりはじめてからすぐに効果を感じました。

驚きと同時に、深く考えさせられました。どれだけネガティブな感情を抱いていたんだと気づいたからです。この思考の気づきを得られたのは大きな収穫でした。どれだけ背負わなくていいものを背負っていたんだ、と。

だんだんと静けさを感じる時間が増えてきます。ほんとですって。

誰かの感情に絡め取られてるなんて馬鹿らしく感じるほどです。その時間があれば、心開いて助けを求めて状況を打開したり、問題解決方法に焦点をあてるべきだと気づきます。

助けを求めることは自立につながります。

【自立とは他者への依存の脱却ではない】安冨歩「生きる技法」の「自立」について

意外なところからも入れられている

自分の思考に注意深く過ごしていると、普段看過していることに気づくこともあります。まず、ストレス感じるだろうな、という場面以外でも負の感情を感じているということです。例えば職場にいなくても、結構仕事のことを考えているんだな、と。まあ、少し考えれば思い当たるかもしれませんが、粘り強く思考をモニタリングしているとまたより深いレベルで腑に落ちます。

そして、ネガティブな感情は仲間を呼んできます。ひとつのネガティブな感情を抱き、自我防壁でガードする間に、です。つまり、「ああ、明日のプレゼン失敗したらどうしよう」というネガティブ感情は、僕にガードされる前に、「あのときもそうだったよなあ」とか「あいつはうまくやるんだよな、おれと違って」などと別の負の感情を連れてきます。

負の感情は「脳のネットワーク」を活用して時空間を超えるのです。自我防壁!

視点が高くなる

脳のネットワーク仮説が理解できれば、他人にすこしだけやさしくなれます。「緊張してピリピリするな」と思ったとします。誰かに入れられているのです。職場であれば上司が頭を抱えていたり、満員電車であれば、誰かが額にまゆをひそめているのに気づきます。「ああ、このひとたちが緊張してピリピリしてるから僕はそう思うんだ。みんな大変なんだな」と。人間関係を洞察する視点が以前より高くなるので、すぐに感情を揺さぶられることがなくなります。

 

ここまで読んで、ミラーニューロン? 脳のネットワーク?と思う方は、冒頭をもう一度読んでみてください。

僕の怒り、を入れられた精神科医の言葉があります。

 

読んでくださったかた、ありがとうございます。

たわら