【メモの魔力】ものごとの反応をメモして、自分を間接的に深く知ろう【前田裕二】

こんにちは、 たわら(@Whale_circus)です。

自分のことどれだけ知っていますか。好きなこと、嫌いなこと、いまやりたいこと、子供の頃の夢などすらすら答えられますか。

これからの時代、いかに自分のことを深く把握しているか、が問われる時代だとよく耳にします。好きなことを仕事にするためには自分を理解する必要がありますし、円滑なコミュニケーションのためには自分が何をされると嫌いかを把握している必要があります。

前田裕二著「メモの魔力」は、「己を知ることが大切であり、そのためにはメモをとることがぴったりだ」というメッセージを伝えています。

なぜ、重要なのでしょう。

1 メモのとり方

メモのとり方は簡単です。ざっくり図にしてみました。だいたいこんな感じです。

メモのとり方のざっくりした図

まずお気に入りをノートを準備します。ノートは見開きで使います。まず何か心にひっかかったことをファクトの欄にひたすら記入します。

次に抽象化を行います。ここが最も重要だと著者は主張しています。ひとつのファクトからどんな気付きや応用可能な法則が得られるかを考えて、言語化します。ファクトになぜそうなのか、どうしてそうなのか、という質問を繰り返し、色んな角度から問いをぶつけます。

例えば、ポケモンから得た気づきを著者はこのようにメモしています。

ファクト:それぞれのポケモンに属性があり、属性に応じて攻撃すると効果的である
抽象化:相手に応じて攻撃方法を変える
転用:面接の際には、面接官の特徴に応じて、話すエピソードを変える

前田裕二 「メモの魔力」p76 表より

世の中のヒットしているものや、自分がいいな、と思ったことに対しては意識的に「なぜそうなのか」という抽象化を常に問いかけることを忘れないように、と述べています。

2 ものごとに対する反応として自分を理解するためにメモをとる

前田裕二さんはメモを手放さず、ひたすらメモをしているそうです。なぜそこまでメモを取る必要があるのでしょうか。

それは「自分」を知るためです。夢中になれるものを知るためです。

自分は何が好きで、何にどんな風に反応し、どんなことをすると気持ちいいのか、どんな場所にいると心地がいいのか、などを深く知るためです。

自分が夢中になれることを見つけ出し、それに向かって猛烈に突っ走る人がこれから価値を社会に提供していくと著者は述べています。

メモはあくまでツールに過ぎないのです。著者も紹介した方法で必ずメモをとるように、とまでは言っていません。とにかく書くことが大切なのです。

ステキなのは、間接的なアプローチを採用していることだと僕は思います。夢中なことは何なのか、とひたすら自問自答するのではなく、ものごとに対する反応をひたすら集める戦略です。

あるファストファッションの企業は次のトレンドを見出す際に同様の行為をするといいます。パリ、ニューヨーク、原宿などの若者たちのスナップ写真をできるだけ集め、そのなかから傾向を見出し、戦略を立てるのです。

自分やトレンドを直接把握するのではなく、並べたケースから間接的に把握しようとします。そうするためにはなるべく多くのケースが必要です。メモがそれにあたります。

気になったことはたくさんメモしましょう。

3 付録の自己分析質問リストだけでも買いだと思う

本書を買うきっかけとなったのは、自己分析にノート30冊を使った、と書いてあったからだ。狂ってる! 著者は本屋にある自己分析関連本を買いあさり、質問項目にかたっぱしから答えていったそうだ。すごいな。

そして本には付録として「自分を知るための自己分析1000問」が収録されている。夢、生活、経験などに関する質問に答えれば、「人生の軸」がきっと見つかるはずです。

やりたいことが見つからない人はこの質問にチャレンジすることをおすすめします。僕も毎日少しずつやっています。もちろん、ファクト、抽象化、転用の方式で。

自己を深く知って、人生を楽しく生きましょう。

読んでさった方、ありがとうございます。

たわら